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『マイホームタウン』

2016年8月7日

日曜日に
博多で行われる
『感染根管セミナー』に参加するため
土曜日の診療後、
急いで新幹線に飛び乗った。
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博多と言えば水炊き。
ということで
大学の同級生達と合流し中洲へ。
今週は心身ともに疲れきっており
本当はすぐにでも
ホテルで眠りにつきたかったのだが
九州人いわく
博多に来て水炊きを食べないなんて
打席に立ったのに
バットを振らないようなものらしいので
疲れた体に鞭打って
馴染みの水炊きの店へ。
すでに用意されていた水炊きは
湯気のベールに包まれ
神秘的にその身を隠し、
それがまた私の食欲をそそる。
乾杯の合図とともに
まずは水炊きの命であるスープを頂く。
口当たりは
さらっとしていてとても優しい。
それでいて
鶏の旨味が幾重にも重なるスープは
飲んだその瞬間から
私の五感を刺激する。
口に含んだ昆布と鶏油が織り成すハーモニーに
しばし体を預けてみる。
あぁ。
感無量。
もしこの時間に名前を付けろと言われれば
私は迷わず『幸せ』と名付けるだろう。
美味だ。
スープの余韻に浸りつつ
次に骨付き鶏を頂く。
スープに化粧された黄金色の骨付き鶏は
まるで絶世の宝石のよう。
一口かむごとに口の中に広がる
芳醇な旨味の連続が
私の箸を次へ次へと動かす。
その黄金色の骨付き鶏を囲むようにして
並べられた色とりどりの
豆腐、人参、しらたき、キャベツ。
世の中には
数多くの名画や
美しい風景があるのだろうが
水炊きの彩りに優る美しさを
私は知らない。
本物の美しさとはきっと
こういうことを言うのだろう。
この時間が永遠に続きますように
と願うが始まりがあれば必ず終わりがある。
〆の雑炊を食べ終わった後に感じる寂しさは
祭りの後の帰り道に抱く感情に
どこか似ている気がするのは
私だけだろうか。
『ご馳走様。そしてありがとう』
自然と口にする感謝の言葉。
さぁ、
あとはホテルに帰って
明日のセミナーに備え
爆睡するだけ。
のはずだが、、、。
『淳斗!次はどこの屋台で〆ラーメン食べると?』
そうだった、、、。
美食の街である博多の夜に
終わりなんてないのである、、、。

九州の夜は長い。

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続く

次回
『豚骨ラーメン編』

 
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