2018年3月18日
ここ最近
抜歯即時埋入即時荷重手術
が続いています。
抜歯即時埋入即時荷重手術なんて
漢字ばっかりで
もはやなんのこっちゃよく分からんと
思いますが
・抜歯
・インプラント埋入
・骨造成
・仮歯装着
までを1日で進める治療のことです。
もちろん全ての症例が
抜歯即時の適応になるわけではなく
諸条件をみたした場合のみ
おこなっています。
即時に治療を進めることで
治療期間の短縮や
痛み、腫れの軽減にも有効ですし、
抜歯部周囲の
軟組織の形態や
骨組織の形態は
抜歯即時埋入の方が
抜歯待時埋入よりも
崩れにくいため
前歯のような審美領域においては
利点の多い治療となります。
【左上2.3番症例】
ボーンレベル、
コニカルコネクションの
フィクスチャーを用いて
舌側寄りのポジションで
C-Eジャンクションから
4㎜の位置に埋入。
35N以上の初期固定が得られたため
GBR後に
テンポラリーアバットメントを介して
仮歯を装着。
左上にはサイナスリフトを行なっており
最終的には前と奥をつないで
スクリュー固定していきます。
左下も同時に進行していく予定です。
【右上1番症例】
予定通りの位置に埋入し
35N以上の初期固定が得られたため
GBR後に
テンポラリーアバットメントを介して
仮歯装着。
左上1番は
骨が無かったため
GBRをおこない骨造成。
一定期間待時して
改めて左上1番に埋入予定です。
抜歯即時埋入即時荷重は
初期固定が得られなかった場合の対応や
GBRの範囲、
仮歯の形態など
術前の準備が
極めて大事となります。
備えあれば憂いなしですね。
今後も
抜歯即時埋入即時荷重治療が
続く予定です。
準備をしっかりして
万全の体制でのぞみたいと思います。
さて明日からもまた診療頑張ります。
医療法人 筒井歯科クリニック
院長 筒井 淳斗