2018年7月15日
【ノーベルガイドを用いたインプラント治療】
ノーベルガイドは
CTデータから起こした3D画像をもとに作られる
精巧なガイドシステムです。
あらかじめシミュレーションで算出した
インプラントの埋入場所・角度などをガイドに移行します。
オペはこのノーベルガイドを歯肉に固定し
歯肉の一部分に小さな穴を あけて行います。
ほとんど歯肉を切らずに
インプラントを埋入することが可能なため
体への負担を最小限に 抑えることができます。
また条件を満たせば
即日に仮歯をセットすることも可能です。
【ガイドオペの大まかな流れ】
コンピューター上で
インプラント埋入ポジションを
術前に決定
↓
コンピューター上のデータを
反映させたサージカルガイドを作成
↓
サージカルガイドを使用して
インプラントオペ
↓
術前にあらかじめ作成しておいた
仮歯を装着
これが大まかなガイド治療の流れとなります。
患者さんはその日のうちに
取り外し式の入れ歯ではなく、
固定式の『新しい歯』を
手に入れることが出来ます。
先日おこなった実際のガイドオペ症例。
術前にパソコン上で
埋入荷位置をプランニング。
サイナスリフトなどの
大掛かりな骨造成は避け、
奥歯は傾斜埋入。
アンカーピンを立てて
サージカルガイドを固定。
フラップレスにてドリリングし
インプラント埋入。
全て35N以上の初期固定値が得られたため
前歯にストレート、
奥歯に角度付きの
マルチユニットを連結し、
予定通り
即時荷重プロビジョナルを装着。
フラップレスでのオペのため
腫れや痛みは最小限に
抑えることが出来ました。
仮歯とはいえ
オペ当日から
総入れ歯ではなく
固定式の歯が入るので
入れ歯に不満を感じている患者さんの
満足度は高く、
日々の生活の質を向上させるという点からも
極めて有用な治療だと思っています。
3〜4ヶ月後には本かぶせの型取りに
入っていく予定です。
ボーンアンカードブリッジのようなケースは
平行性や即時荷重の点などを考慮すると
今はもうガイド無しのオペは考えられません。
ガイドオペは
普通のオペよりも難易度が高く
準備も大変ですが
筒井歯科クリニックでは
ガイドを併用した
all on 6 や
即時荷重などの
高度歯科治療にも
対応可能な体制を整えています。
入れ歯に不自由を感じている方は
1度筒井歯科クリニックに
相談してみて下さい。
さて連休ですね。
私は福岡に向かいます。
皆さんよい連休をお過ごし下さい。
医療法人 筒井歯科クリニック
院長 筒井 淳斗