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『筒井歯科クリニックの滅菌対策』

2018年5月5日

ここ最近
テレビや新聞で
歯科のハンドピースの使い回しや
治療手袋の使い回しが
話題になっていますね。
筒井歯科クリニックでは
紙コップ、エプロン、手袋などは
全てディスポーザブルにしており
患者様ごとに新しいものに
取り換えています。
また2017年の調査によると
約半数以上(52%)の歯科医療機関が
使用済みのハンドピースを
滅菌せずに使い回しをしているとのことです。
ハンドピースは治療時に口の中に入れるため、
血液やだ液が付着する可能性も高く、
もし付着している状態で使い回しをしていると
ウイルスや細菌の感染原因にもなります。
筒井歯科クリニックでは
高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ最高基準
『EN13060』のクラスB規格をクリアーする
『DACプロフェッショナル』と

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『DACユニバーサル』を
採用しています。

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ひとくちに滅菌といっても
そのレベルに応じて
『B』『S』『N』の3つのクラスに分けられます。
はい、
ではここで問題です。
『B』『S』『N』の中で1番滅菌レベルが高いのは
どれでしょう?
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なんだかこうして並べてみると
『S』が1番いいような気がしませんか?
しますよね〜。
『S』を選ばれた方、、、。
はい!
ダメウーマン!!!

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正解は
『B』が1番滅菌レベルが高いのです。
『B』はB級品の『B』ではありません。
ましてや『with B』の『B』でもありません。
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ちょっと小難しい話になるかもしれませんが
いい機会なので少し説明を。
クラスN・・・包装されていない器具の滅菌のみに使用することができる。
クラスS・・・クラスNで滅菌可能な器具に加えて、滅菌器のメーカーが指定した特定の器具の滅菌に使える。
クラスB・・・ヨーロッパ最高基準の規格に準拠した滅菌サイクルで全ての種類の器具を滅菌することができる。
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ニュースで報じられている
ハンドピースの滅菌は
この中でもクラスBでおこなう必要がありますが、
このクラスBレベルの
ハンドピース滅菌機器は
大変高価なため
全国の歯科医院で導入している医院は
約2~3%程度と言われています。
普及率はかなり低いですよね。
筒井歯科クリニックでは
ハンドピースの滅菌を
クラスB『DACユニバーサル』でおこない、
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治療器具の滅菌を
クラスB『DACプロフェッショナル』で
おこなっています。
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ハンドピースの滅菌をおこなうためには
1回あたり30分程の時間と人手が必要です。
そのため全ての患者さまに
滅菌済みのハンドピースを使用するためには、
スタッフの数はもちろん、
通常よりもかなり多くのハンドピースも
用意しておく必要があります。
しかし、
ハンドピースは
1本あたりの価格がかなり高く、
また滅菌のために
高熱や圧力をかけると
ハンドピースの故障の原因にもつながることが
多くの歯科医療機関で
滅菌対策が出来ていない要因にもなっています。
本当に滅菌って
院長としては頭が痛くなるほど
『時間』と『お金』と『人手』がかかるんです。
しかし患者さんが
安心して治療を受けられるように
これからも
衛生管理を徹底していきたいと考えています。

また歯科治療においては

患者さんが不安や緊張、

様々な身体的ストレスなどによって、

治療中に体調が悪くなるなど、

万一の緊急事態が起こった場合に

適切に対応できなければなりません。

そのため、AEDなどの医療機器を備えたり、

予め医科医療機関と連携するなど、

患者さんが、安心・安全に歯科医療を受けられるような体制を整えておく必要があります。

筒井歯科クリニックは

滅菌体制や

緊急時対応体制を整えた

歯科外来診療環境体制の基準を満たしている

医療機関です。

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これからも

患者さまが安心して通える環境づくりのために

精進してまいります。

医療法人 筒井歯科クリニック
院長 筒井 淳斗

 
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