2018年7月3日
垂直的、水平的骨造成ケース。
前歯は元々骨が薄い部位。
歯を抜くと
骨吸収はどんどん進行し
最終的には
鉛筆の先のように
尖った細い骨になってしまう。
今回のケースは
そんな細い骨への
ステージドアプローチ。
術前にCTで計測すると
骨幅が2ミリ程度しか無く
このままではインプラント治療が
不可能な状態。
患者さんと相談し
骨造成をおこない
骨幅を確保することにしました。
下顎枝から自家骨を採取し、
人工骨と混ぜて骨造成。
非吸収性のチタンメンブレンにて造成部を覆い、
ピンにて固定。
垂直的に4ミリ、
水平的に8ミリ造骨しています。
【治療前】
【治療後】
裂開しないように
水平マットレス法にて緊密に縫合。
チタンメンブレンの場合、
縫合部が裂開すると
感染してしまうため
細心の注意が必要です。
骨造成の成功の秘訣は
『減張切開』と『縫合』。
オペの中でも
1番時間をかけるところです。
6〜9ヶ月後にインプラント埋入予定。
筒井歯科クリニックでは
前歯部審美領域への
垂直的、水平的骨造成を伴う歯科治療にも
対応可能な体制を整えています。
審美領域の歯科治療が難しいと
診断された方、
1度筒井歯科クリニックに
相談してみて下さい。
医療法人 筒井歯科クリニック
院長 筒井 淳斗