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『俺のトマト』

2015年7月8日

先日 患者さんにトマトの苗を頂いた。
頂いたトマトに私は『俺のトマト』と命名し、毎朝わき芽をとったり水をあげたりと愛情かけて育てている。
正確には
『すでに収穫する直前まで育てていただいており、もはや完成品と言ってもいい状態で頂いた俺のトマト』
なのだが
それでも毎朝手をかけていると
愛着がわくもので
トマトの日々の成長が最近の私の楽しみになっている。

しかし過去に私は、家庭菜園では初級中の初級と言われているミニトマト栽培で失敗した経験がある。
失敗した理由を調べると
どうやら私は水やりを過剰にしすぎていたらしい。
トマトの原産は中南米。
もともとは乾燥した気候を好む植物だそうで過度の水やりは逆に生育を阻むらしい。
家庭菜園に関して全くの無知であった私は
『水はたくさんやれば育つもの』だと信じ込んでいた。
今回は前回の失敗を活かし、
筒井歯科の屋上を中南米の気候に近づけるべく
水やりを極力避け、日光がよく当たる屋上に『俺のトマト』を配置。
乾燥した腐葉土を見るとトマトがかわいそうに思え、すぐにでも水をあげたい気持ちになるのだが
そこは気持ちをグッとおさえ心を鬼にして静観する。
過度の水や肥料などの甘い環境は根腐れをおこす。
人間もトマトも同じなのだろう。
厳しい環境が人もトマトも熟成させていくのだ。
若い頃の苦労は買ってでもせよと言うが
その通りだと思う。

一生懸命努力して
昨日よりも今日の方が、
今日よりも明日の方が成長していたいと思う。
もっと自分を厳しい環境に追い込んで
もっと成長していたい。

今週末どうしても参加したいセミナーがあった。
しかし大人気のセミナーで告知後すぐに満席となっていた。
私はどうしても諦めきれずに業者に
『どうしてもどうしても受講したいのです。なんとかなりませんか?お願いします!!』と無理を言っていた。
すると今日の午後業者から連絡がありセミナーを受講出来ますよとのこと。

本音を言えばここのところ少し疲れがたまっているので休日にゆっくり体を休めたいなぁという気持ちもある。

しかし休んでいる暇はない。

『俺のトマト』は厳しい環境で育てたからか、甘く美味しいトマトになっているのだ。

歯科医師として熟していくためには
トマトと同様もっと厳しい環境に身を置かねばならない。

『困難、ばんざーい!』

壁に掛けている松岡修造カレンダーの一言は今日も熱い。

医療法人 筒井歯科クリニック

院長 筒井 淳斗

 
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