2026年5月18日
5月17日早起きして大阪口腔インプラント研究会 第162回例会に参加してきました。
今回のテーマは、
「口腔を中心に捉えた歯科医科融合の時代が到来
〜国はなぜこれほど歯科に期待するのか?〜」
という内容で、講師は糖尿病専門医であり、にしだわたる糖尿病内科院長の 西田 亙 先生でした。
今回の講演は、単なる「歯周病と糖尿病の関係」の話にとどまらず、
“これからの日本の医療の中で、歯科がどのような役割を担っていくのか”
という非常に大きなテーマについて学ぶことができる内容でした。
特に印象的だったのは、国が近年、歯科医療を「口の中だけを診る医療」ではなく、全身の健康管理に深く関わる重要な分野として位置づけ始めているという点です。
糖尿病と歯周病の関連については以前から知られていましたが、現在では多くのエビデンスが集まり、歯周病治療によって糖尿病の改善に良い影響を与えることが広く認識されるようになっています。
さらに近年の診療改定では、
・医科から歯科への受診勧奨
・医歯薬連携の強化
・口腔機能管理の重要性
・高齢者のオーラルフレイル対策
・小児の口腔機能発達不全症への対応
など、「歯科が全身管理の一部を担う」という方向性がより明確になってきていることを改めて実感しました。
また今回の講演では、歯科衛生士の役割についても非常に強調されていました。
これからの時代は、単に“歯石を取る”だけではなく、
・患者さんの生活背景を理解する
・セルフケアを支援する
・口腔機能を維持する
・全身疾患との関わりを理解する
・予防医療の中心になる
といった、より高度で重要な役割が求められていくとのお話がありました。
個人的にも、普段の臨床の中で、
「口の中だけを診る」のではなく、
「患者さん全体を診る」
という視点の重要性を改めて感じました。
糖尿病、高血圧、認知症、栄養状態、咀嚼機能、口腔機能低下など、歯科と全身は想像以上につながっています。
今後はさらに、医科歯科連携・予防医療・口腔機能管理が重要になる時代だと感じますし、歯科医院に求められる役割も大きく変化していくのだと思います。
今回の講演は、最近私自身も重点的に勉強している糖尿病と歯科の理解に非常に良い機会となりました。
これからも新しい知識を学び続け、
患者様により良い医療を提供できるよう努めていきたいと思います。
さて、くくるのたこ焼きでエネルギー補給して岡山に帰ります。
医療法人TDC 岡山筒井歯科クリニック
院長 筒井淳斗







